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腕神経叢とは…? 腕神経叢は第5-8頸髄および第1胸髄の前肢からなる神経叢です。 この5本の神経根は、前斜角筋と中斜角筋の間(斜角筋隙)を鎖骨下動脈と一緒に通過します。神経叢は中枢から神経根→神経幹→神経束の3部で構成されます。 さらに神経幹は上神経幹・中神経幹・下神経幹、神経束は外側神経束・内側神経束・後神経束に分かれます。 鎖骨上部と鎖骨下部 神経根と神経幹は鎖骨 ...
ASIA分類|アメリカ脊髄損傷協会による脊髄損傷の神経学的分類のための国際基準
ISNCSCIは日本ではASIA分類(エイシア分類)と呼ばれ、米国脊髄損傷学会(American Spinal Injury Association;ASIA)が発表・改訂している評価尺度です。脊髄損傷の損傷高位と麻痺の重症度を評価することができます。評価は知覚検査・徒手筋力検査・仙髄領域の機能残存から構成されます。これらの結果をもとに知覚レベル、運動レベル、神経学的レベル、麻痺(完全or不全)、機能障害スケール、部分残存領域を判定します。 感覚スコアと感覚レベル 検査部位と検査項目 左右の ...
Zancolliの上肢機能分類|評価法を覚えるコツを教えます!
アルゼンチンの整形外科医Zancolliによって提唱されました。頸髄損傷者(頸髄損傷完全麻痺)の手の機能再建を目的として作成されて、損傷高位を評価する尺度です。 理学療法士・作業療法士国家試験では出題頻度の高い評価なので、各機能髄節レベルで可能な運動機能をしっかりと覚えましょう。 C5(最下位機能髄節) 残存運動機能 上腕二頭筋・上腕筋の機能があり肘関節屈曲が可能です。 サブグループ 腕橈骨筋の機能の有無により分類します。腕橈骨筋機能がない場合はC5A、機能がある場合はC5Bに分類します。 ...
分類して覚えれば楽勝|正中神経・尺骨神経・橈骨神経が支配する骨格筋を覚えて点数アップ!
肘関節・手関節・指の運動を行う骨格筋の大部分は正中神経・尺骨神経・橈骨神経によって支配されています。PT・OT国家試験ではこれらの骨格筋と支配神経を組み合わせる問題が出題されます。 正中神経と尺骨神経 前腕手掌面にある骨格筋と手内筋は正中神経と尺骨神経に支配されます。この骨格筋は手関節や手指の屈曲、前腕回内に作用します。これらを覚えるポイントは3つあります。 回内がつく骨格筋 回内がつく骨格筋は正中神経に支配されます。円回内筋と方形回内筋は正中神経に支配されます。 掌側面の手外筋 掌側面の手 ...
肘関節の運動に作用する骨格筋|起始・停止・支配神経を徹底攻略!
肘関節に作用する上腕の筋は前面と後面の筋に分けられます。前面と後面の筋の間には内側・外側筋間中隔があり前面と後面を隔てています。前面の筋は肘関節屈曲、後面の筋は肘関節伸展に作用します。 聞き流して覚える動画を作成しています。空き時間にどうぞ! 上腕二頭筋 起始と停止 上腕二頭筋の起始は長頭と短頭に分けられます。 長頭は肩甲骨関節上結節、短頭は肩甲骨烏口突起から橈骨粗面・前腕筋膜・尺骨に付着します。 作用 肘関節屈曲と前腕回外に作用します。肘関節屈曲は前腕が回外位にある時に最も強 ...
おすすめ書籍
勉強の合間におすすめ漫画です.第2期アニメがスタートしてさらに盛り上がってます.
諜報員(父)と殺し屋(母)と超能力者(娘)がそれぞれの目的のために互いの素性を隠して一つ屋根の下で家族となる.そして,家庭を維持するために3人がドタバタを繰り広げるちょっと心温まるホームコメディーです.
実習対策
実習前に評価をおさらい!
ASIA分類|アメリカ脊髄損傷協会による脊髄損傷の神経学的分類のための国際基準
ISNCSCIは日本ではASIA分類(エイシア分類)と呼ばれ、米国脊髄損傷学会(American Spinal Injury Association;ASIA)が発表・改訂している評価尺度です。脊髄損傷の損傷高位と麻痺の重症度を評価することができます。評価は知覚検査・徒手筋力検査・仙髄領域の機能残存から構成されます。これらの結果をもとに知覚レベル、運動レベル、神経学的レベル、麻痺(完全or不全)、機能障害スケール、部分残存領域を判定します。 感覚スコアと感覚レベル 検査部位と検査項目 左右の ...
Zancolliの上肢機能分類|評価法を覚えるコツを教えます!
アルゼンチンの整形外科医Zancolliによって提唱されました。頸髄損傷者(頸髄損傷完全麻痺)の手の機能再建を目的として作成されて、損傷高位を評価する尺度です。 理学療法士・作業療法士国家試験では出題頻度の高い評価なので、各機能髄節レベルで可能な運動機能をしっかりと覚えましょう。 C5(最下位機能髄節) 残存運動機能 上腕二頭筋・上腕筋の機能があり肘関節屈曲が可能です。 サブグループ 腕橈骨筋の機能の有無により分類します。腕橈骨筋機能がない場合はC5A、機能がある場合はC5Bに分類します。 ...
実習対策講座|関節可動域表示ならびに測定法(2022年改訂)
背景 関節可動域測定はPT・OTで使用頻度の高い評価です.1995年2月に改訂された「関節可動域表示ならびに測定法」の足関節・足部・趾に関する用語において問題が指摘されるようになりました. 上記のように,内がえし(inversion)/外がえし(eversion)と回外(supination)/回内(pronation)について国際的な定義と異なるため,翻訳や引用で用語の混乱が発生していました.このような現状から日本整形外科学会,日本リハビリテーション医学会,日本足の外科学会が検討を重ね「関 ...
国家試験対策
国家試験必須ポイントをまとめました!記事は更新中!
PT・OT国家試験では画像から疾患を予測し,症状や介入方法を導き出す問題が出題されます.そのため,画像を読影する能力が必要になります.ここでは国家試験で出題されるMRI画像について解説をします. MRI(magnetic resonance imaging) 核磁気共鳴 体外から電磁波を与えると周波数に応じて体内の組織が共鳴して電磁波を出します.この現象を核磁気共鳴と言います. MRIは核磁気共鳴によって体内から出る電波を検知して画像化したものです.人体では炭素やナトリウムなどの原子も核磁気 ...
PT・OT国家試験では画像(X線画像,MRI画像など)から疾患を予測し,症状や介入方法を導き出す問題が出題されます.そのため,画像を読影する能力が必要になります.ここでは国家試験で出題されるCT画像(X線CT)について解説をします. CTとは? CT(Computed tomography)はX線を利用した断層面画像です.人体の組織におけるX線透過性の違いを利用して体の中の状態を画像化します.一般的にCTの名称が使われますが,正確にはX線CTです. 撮影方法 X線管球から人体に向け照射された ...
PT・OT国家試験では画像(X線画像,MRI画像など)から疾患を予測し,症状や介入方法を導き出す問題が出題されます.そのため,画像を読影する能力が必要になります.ここでは国家試験で出題されるX線画像について解説をします. X線画像とは? X線は発見者のレントゲン氏にちなんでレントゲン線とも呼ばれます.X線の透過度(通り抜ける程度)は物質により異なります. 物質による異なるX線の透過度を利用して,人体内部の状態を写したものがレントゲン画像です. ココがポイント X線画像をX-P(X-ray P ...
人格検査 人格検査は対象者の情緒的適応,社会適応,動機,欲求,興味,態度,習慣などの人格特性を測定する評価法です.人格検査は質問紙法,投影法,作業検査法に分類されます. PT・OT国家試験において出題傾向の高い分野です.近年は,検査内容を把握していないと正解を導けない出題もあります.ここではPT・OT国家試験に対応できるように,各検査の詳細な内容を解説します. 質問紙法 設定された質問項目に,被験者は「はい」or「いいえ」などの選択肢から回答します.その回答から性格などを判断する方法が質問紙 ...
PT・OT国家試験では論文を読むために必要な尺度や統計の知識を問われることがあります.あまり馴染みがないため,受験生にとっては苦手な分野の1つになっています. ここではPT・OT国家試験で出題される尺度や統計について解説します. 尺度 尺度は名義尺度・順位尺度・間隔尺度・比例尺度の4つに分類されます.これらの相違を理解していれば国家試験は問題ありません. 名義尺度 同一性の情報を他と区別する尺度です.例えば,血液型を(1.A型 ・ 2.B型 ・ 3.O型 ・ 4.AB型)区別する,性別を(1 ...
管理者の独り言
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