画像の解釈(X線CT)|PT・OT国家試験対策講座

PT・OT国家試験では画像(X線画像,MRI画像など)から疾患を予測し,症状や介入方法を導き出す問題が出題されます.そのため,画像を読影する能力が必要になります.ここでは国家試験で出題されるCT画像(X線CT)について解説をします.

 

CTとは?

CT(Computed tomography)はX線を利用した断層面画像です.人体の組織におけるX線透過性の違いを利用して体の中の状態を画像化します.一般的にCTの名称が使われますが,正確にはX線CTです.

撮影方法

X線管球から人体に向け照射されたX線を直線状に配置された検出器が検知します.X線管球と検出器が回転しながら撮影が行われます.

CT値

組織によりX線の透過性や吸収率は異なります.X線粒子が組織を通過するときのX線吸収値(X線透過性)をコンピュータで処理をして断層画面として出力します.X線の吸収値は空気を-1000,水を0,骨(緻密質)を+1000とした場合の相対値をCT値といいます.

胸部X線画像と同じで,X線を吸収する部分は白色,通過する部分は黒色に写ります.X線を吸収して白色に出力される部分を高吸収域といいます.また,あまりX線を吸収せず黒色に出力される部分を低吸収域といいます.

頭部CT画像

頭部CT画像は出血性病変(脳出血)や虚血性病変(脳梗塞)の有無を確認するために用いられます.頭蓋骨や脳の形状を前後・左右で確認をします.

色調

頭蓋骨は白色(高吸収域),脳脊髄液は黒色(低吸収域),脳実質は灰色(等吸収域)に出力されます.脳出血(急性期)は白色に,梗塞部は黒色に出力されます.

ココがポイント

灰白質はやや白く,白質はやや黒く描画されます.

胸部CT画像

レントゲン画像では鑑別が困難な部位の精査に用いられます.撮影方法には肺野条件縦隔条件があります.肺野の状態,縦隔の形状,胸郭の状態を確認します.骨,心臓や大血管などは白から灰色に,肺胞や気管支の内腔は空気を多く含むため黒色に出力されます.

肺野条件

肺胞・気管・血管などの観察に適しています.

縦隔条件

心臓・大血管などの観察に適しています.両側の肺は黒く,胸郭(脊椎,肋骨など)は白く描画されます.

動画資料

参考文献




-その他

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