感度と特異度

感度と特異度

感度と特異度は検査の信頼性を示す指標です.

ある疾患(インフルエンザやcovid-19など)に罹患した集団に対して検査を行なった時に陽性を示す割合を感度といいます.逆に罹患していない集団に対して検査を行ったときに陰性を示す割合を特異度といいます.感度と特異度が100%になるのが理想ですが,現実的には難しいです.

 

陽性と陰性(偽陽性と偽陰性)

covid-19で注目を集めたPCR検査を例にとってみましょう.

パターン1

感染している人の検査結果は陽性になります(真陽性).しかし,本当は感染していないのに陽性の結果が出る場合があります.これを偽陽性といいます.

偽陽性は非感染者です.感染していないのに感染していると判断されている状態です.この場合,非感染にもかかわらず隔離生活することになります.

 

パターン2

感染していない人の検査結果は陰性です(真陰性).しかし,本当は感染しているのに陰性の結果が出る場合があります.これを偽陰性といいます.

偽陰性は感染者です.感染しているのに感染していないと判断されている状態です.この場合は,本人は気付かずに周囲の人にcovid-19をうつしている可能性があります.

 

2×2分割表

上記のパターン122×2分割表にまとめてみましょう.

covid-19感染者

covid-19非感染者

PCR検査 陽性 真陽性 偽陽性
PCR検査 陰性 偽陰性 真陰性

この表から感度を求めることができます.

感度=真陽性者数  ÷(真陽性者数+偽陽性者数)

例えば,真陽性者が1500名,偽陽性者が300名であった場合の感度は1500÷1800=0.833333…となります.

よって感度は約83.3%になります.

 

同様に特異度も特異度も求めることができます.

特異度=真陰性者数  ÷(真陰性者数+偽陰性者数)

 

ちなみにPCR検査の感度は約70%と考えられています(今後の大規模調査により明確な数字が出ると思います).北海道大学の研究結果が参考になるかもしれません.詳細はこちら

 

参考文献




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