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鎖骨下筋
起始と停止
鎖骨下筋は第1肋骨とその肋軟骨部から鎖骨下面に付着します。
作用
鎖骨外側の下制に作用します。胸鎖関節に鎖骨を引きつけ肩関節運動中の鎖骨を固定する。
小胸筋
起始と停止
小胸筋は腋窩と胸郭の前壁に位置し、大胸筋に覆われています。
小胸筋は第3-5肋骨から肩甲骨烏口突起に付着します。
作用
肩甲骨を前下方に引く作用があります。これにより肩甲骨は固定されます。また、大・小菱形筋と肩甲挙筋とともに肩甲骨下方回旋に作用します。
前鋸筋
起始と停止
前鋸筋は鋸の刃のような外観を呈するので鋸筋と呼ばれます。
前鋸筋は第1-9肋骨から肩甲骨内側縁に付着します。
作用
肩甲骨を前方に引く作用があります。肩関節外転時に肩甲骨回旋する作用します。
ココがポイント
前鋸筋が麻痺すると上肢挙上時に肩甲骨内側縁が胸郭から離れて後方に突出します。この状態を翼状肩甲(winging scapula)といいます。
僧帽筋
起始と停止
僧帽筋は頸部の後面から体幹の上半分を覆う大きな筋で、上部・中部・下部に分けられます。両側を合わせると菱形の形状をしています。
上部は外後頭隆起・項靭帯・第7頸椎棘突起から鎖骨・肩峰、中部は第1−6胸椎棘突起から肩峰・肩甲棘上縁、下部は第7-12胸椎棘突起から肩甲棘下縁に付着します。
作用
上部は肩甲骨挙上、中部は内転、下部は下制に作用します。上・下部は上方回旋に作用します。
肩甲挙筋
起始と停止
肩甲挙筋は第1-4頸椎横突起から肩甲骨上角・内側縁に付着します。
作用
肩甲骨挙上に作用します。
大菱形骨
起始と停止
大菱形筋は脊柱から肩甲骨へ下方に走行する平行四辺形の筋です。
第1-4胸椎棘突起から肩甲骨内側縁に付着します。小菱形筋と比べて約2倍の広さがあります。
作用
肩甲骨内転に作用します。
小菱形骨
起始と停止
小菱形骨は第6-7頸椎棘突起・項靭帯下部から肩甲骨内側縁に付着します。
作用
肩甲骨内転に作用します。
肩甲骨の運動
挙上 | 下制 | 外転(屈曲) | 内転(伸展) | 上方回旋 | 下方回旋 | |
鎖骨下筋 | ◯ | |||||
小胸筋 | ◯ | ◯ | ◯ | |||
前鋸筋 | ◯ | ◯ | ||||
僧帽筋(上) | ◯ | △ | ◯ | |||
僧帽筋(中) | ◯ | |||||
僧帽筋(下) | ◯ | △ | ◯ | |||
肩甲挙筋 | ◯ | △ | ||||
菱形筋 | ◯ | ◯ | ◯ |
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