肘関節の運動に作用する骨格筋|起始・停止・支配神経を徹底攻略!

肘関節に作用する上腕の筋は前面と後面の筋に分けられます。前面と後面の筋の間には内側・外側筋間中隔があり前面と後面を隔てています。前面の筋は肘関節屈曲、後面の筋は肘関節伸展に作用します。

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上腕二頭筋

起始と停止

上腕二頭筋の起始は長頭短頭に分けられます。

長頭は肩甲骨関節上結節、短頭は肩甲骨烏口突起から橈骨粗面・前腕筋膜・尺骨に付着します。

 

作用

肘関節屈曲前腕回外に作用します。肘関節屈曲は前腕が回外位にある時に最も強く働きます。

 

ココがポイント

上腕二頭筋は肩関節と肘関節の2つの関節をまたいで付着する筋です(二関節筋)。そのため肩関節の運動(肩関節屈曲)にもわずかに作用します。

 

上腕筋

起始と停止

上腕筋は上腕二頭筋の深部に位置します。

上腕骨前面から尺骨粗面に付着します。

 

作用

肘関節屈曲に作用します。

 

上腕三頭筋

起始と停止

上腕三頭筋の起始は長頭・外側頭・内側頭の3つに分かれます。

長頭は肩甲骨関節下結節、外側頭は上腕骨後面、内側頭は上腕骨後面(橈骨神経溝より下部)から肘頭に付着します。

 

作用

肘関節伸展に作用します。長頭は二関節筋のため肩関節伸展と内転の補助としての作用もあります。

 

肘筋

起始と停止

上腕骨外側上顆後面から肘頭・尺骨後面に付着します。

 

作用

肘関節伸展と前腕回内の補助として作用します。

 

腕橈骨筋

起始と停止

上腕骨外側縁・外側上腕筋間中隔から橈骨茎状突起に付着します。

 

作用

肘関節屈曲に作用します。また、前腕回内と回外の補助としての作用もあります。

 

円回内筋

起始と停止

円回内筋は上腕頭尺骨頭の2つの起始を持ちます。正中神経はこの2頭間を通過します。

上腕頭は上腕骨内側上顆、尺骨頭は尺骨鉤状突起から橈骨外側面に付着します。

ココがポイント

円回内筋の2頭間で正中神経が絞扼されておこる障害を円回内筋症候群といいます。

 

作用

前腕回内に作用します。また、肘関節屈曲の補助としての作用もあります。

 

方形回内筋

起始と停止

尺骨前面の遠位部から橈骨前面の遠位部に付着します。

 

作用

前腕回内に作用します。

 

回外筋

起始と停止

上腕骨外側上顆・外側側副靭帯から橈骨前面の近位部に付着します。

 

作用

前腕回外に作用します。

 

動画資料

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参考文献



イラスト:りばおる(イラストAC)




-解剖学, 解剖学・運動学・生理学

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