第59回 理学療法士・作業療法士国家試験(共通問題:午後)解説

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解剖学

問題51

関節の組合せで正しいのはどれか。

1.肩関節 ――――― 臼状関節

2.胸鎖関節 ―――― 蝶番関節

3.上橈尺関節 ――― 車軸関節

4.腕尺関節 ―――― 球関節

5.MCP関節―――― 鞍関節

 

問題52

ヤコビー〈Jacoby〉線上に位置する椎骨はどれか。

1.T12

2.L1

3.L2

4.L3

5.L4

 

問題53

滑車神経が支配する外眼筋はどれか。

1.下斜筋

2.下直筋

3.上斜筋

4.上直筋

5.外側直筋

 

問題54

温痛覚の経路はどれか。

1.脊髄小脳路

2.皮質脊髄路

3.前脊髄視床路

4.網様体脊髄路

5.外側脊髄視床路

 

問題55

一次ニューロンの細胞体が主に存在する部位はどれか。

1.後角

2.後索

3.前角

4.側索

5.後根神経節

 

問題56

腋窩神経で正しいのはどれか。

1.三角筋を支配する。

2.広背筋を支配する。

3.後骨間神経を分枝する。

4.上腕内側の皮膚感覚を支配する。

5.腕神経叢の外側神経束から分枝する。

 

問題57

後腹膜に存在するのはどれか。2つ選べ。

1.胃

2.空腸

3.腎臓

4.横行結腸

5.十二指腸

 

問題58

甲状腺が分泌するホルモンはどれか。

1.メラトニン

2.オキシトシン

3.カルシトニン

4.バソプレシン

5.パラトルモン

 

問題59

平衡聴覚器で正しいのはどれか。

1.耳石器は鼓室にある。

2.蝸牛神経は耳管を通る。

3.半規管は角加速度を知覚する。

4.アブミ骨筋は前庭神経に支配される。

5.内耳道は内リンパ液で満たされている。

 

問題60

体細胞分裂の開始に関わる細胞内小器官はどれか。

1.核小体

2.小胞体

3.中心小体

4.Golgi装置

5.ミトコンドリア

 

生理学

問題61

末梢神経のC線維で正しいのはどれか。

1.有髄線維である。

2.骨格筋を支配する。

3.受容器は筋紡錘である。

4.B線維より直径が小さい。

5.Aα線維より伝導速度が速い。

 

問題62

交感神経の節前線維で直接支配されるのはどれか。

1.肝臓

2.心臓

3.気管支

4.唾液腺

5.副腎髄質

 

問題63

呼吸の生理で正しいのはどれか。

1.呼気時に横隔神経の活動電位が生じる。

2.迷走神経が亢進すると気道抵抗は低下する。

3.肺コンプライアンスが増加すると機能的残気量は減少する。

4.pHが上昇すると酸素はヘモグロビンから解離しやすくなる。

5.呼吸商は単位時間あたりの二酸化炭素産生量と酸素消費量の比である。

 

問題64

各臓器と血流量の局所性調節の組合せで正しいのはどれか。

1.骨格筋 ――― 乳酸の蓄積が血管を収縮

2.心臓 ―――― 低酸素が冠細動脈を収縮

3.脳 ――――― 二酸化炭素分圧上昇が細動脈を収縮

4.肺 ――――― 低酸素が細動脈を収縮

5.皮膚 ―――― 交感神経亢進が細動脈を拡張

 

問題65

ワルファリンの抗凝固作用に拮抗するのはどれか。

1.ビタミンA

2.ビタミンC

3.ビタミンD

4.ビタミンE

5.ビタミンK

 

問題66

脂質の消化と吸収で誤っているのはどれか。

1.Langerhans〈ランゲルハンス〉島からリパーゼが分泌される。

2.リパーゼは脂質を脂肪酸とグリセリンに消化する。

3.胆汁酸は脂肪酸を乳化しミセルを形成する。

4.ミセルは小腸粘膜で吸収される。

5.小腸で吸収された胆汁酸は門脈を介して肝臓へ運ばれる。

 

問題67

近位尿細管における再吸収率が最も高いのはどれか。

1.水

2.グルコース

3.水素イオン

4.クレアチニン

5.ナトリウムイオン

 

問題68

体温の調節機構で正しいのはどれか。

1.体温の調節中枢は間脳にある。

2.体温は午前より午後の方が低い。

3.精神性発汗によって体温は上昇する。

4.体温が上昇すると骨格筋は収縮する。

5.甲状腺ホルモンは熱生産を低下させる。

 

問題69

骨格筋の筋張力で正しいのはどれか。

1.全張力と静止張力の和が活動張力となる。

2.活動張力は筋長が長くなるほど大きくなる。

3.求心性運動では速度が速いほど最大筋張力が大きい。

4.筋張力が一定の場合、短縮速度は負荷が小さいほど速い。

5.求心性運動は遠心性運動より大きな筋張力を発揮することができる。

 

運動学

問題70

肩甲上腕関節の内旋作用をもつのはどれか。

1.棘下筋

2.広背筋

3.小円筋

4.三角筋後部線維

5.上腕二頭筋長頭

 

問題71

膝関節で正しいのはどれか。

1.膝関節は顆状関節である。

2.内側半月はO字状の形状である。

3.外側側副靱帯は屈曲時に緊張する。

4.前十字靱帯は脛骨の後方への逸脱を防いでいる。

5.完全伸展位に近づくと脛骨は大腿に対し外旋する。

 

問題72

距骨上面の高さの足関節部と下腿筋との位置関係を図に示す。正しいのはどれか。

 

問題73

成人の正常立位姿勢で正しいのはどれか。

1.仙骨は前弯を示す。

2.腰仙角は約5度である。

3.重心の位置は小児より相対的に頭部に近い。

4.矢状面における重心は仙骨の前方に位置する。

5.矢状面上における身体の重心線は大転子の前方を通る。

 

問題74

運動学習で最も適切なのはどれか。

1.学習初期から二重課題法を取り入れる。

2.学習課題の難易度は高いほど効果がある。

3.療法士の助言は内在的フィードバックである。

4.記憶障害がある場合は試行錯誤学習を適応する。

5.運動技能が向上すればエネルギー効率が良くなる。

 

その他(医学分野・リハ概論など)

問題75

疾患と病因・病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。

1.Creutzfeldt Jakob病――――神経変性疾患

2.Parkinson病――――――― 腫瘍性疾患

3.肝性脳症 ―――――――― 感染性疾患

4.多系統萎縮症 ―――――― 脳血管疾患

5.多発性硬化症 ―――――― 脱髄疾患

 

 

 

 

 

 




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